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      中南米原産の帰化植物。道端、荒地、公園脇などに生える1年草で、高さは10〜40センチ。茎葉は多数付き、上部では線形、下部は幅が太く、ややヘラ形、V字に中央部が凹むことが多い。茎や葉裏には白い綿毛が密生し、葉の表面にも綿毛が生える。 
      頭花は茎頂及び葉腋から短い側枝に多数付ける。総苞は4ミリほどの卵形で、先は急に細くならない。総苞片は3列、膜質で基部に綿毛がある。両面に同程度の綿毛がある。花期は4〜9月。 
       
      〜徒然想〜 
       
      本種の特徴は、茎葉が多数横に張り出し上部では線形であること、頭花が上部の葉腋毎に短い柄を出しその先に穂状に花序を付けることなどです。 
      観察地では、本種とウラジロチチコグサが混生していて、並ぶと両者の違いがよく分かります。上の画像では、中央が本種で、右奥の葉が濃い緑がウラジロチチコグサです。 
      画像のものはまだ若い個体で、成長すると花穂が伸び、葉腋毎に短い柄を出し花序を付けるのが分かるようになります。 
      近くにはチチコグサモドキと思われるものも見られ、これだけ混生していると交雑も懸念されました。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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