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      ユーラシア原産の帰化植物。荒地、河川敷、道端などの湿った所に生える多年草で、高さは50〜150センチ。茎は直立し緑色で、上部で分枝する。葉は長楕円形で、基部は円形〜くさび形、縁は波打つ。 
      花は茎の上部に円錐状の総状花序となり、緑色の小さな花を多数付ける。果実は、内花被片が翼状になり、縁は全縁、中央はこぶ状の膨らみになる。花期は6〜8月。日本全土に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      この仲間は見かけることが多いものの、あまり気に留めることはありません。目立つ花ではないし、きれいと思うこともありません。 
      でも調べると、いろいろ仲間が多く、それらの違いを精査すると面白いかもしれません。この仲間の在来種としてギシギシ、コギシギシ、ノダイオウ、帰化種としてエゾノギシギシ、ナガバギシギシ、アレチギシギシの名が知られています。葉や果実が見分けのポイントになりますが、難しそうです。雑種も作るようで、さらに頭を悩ましそうです。 
      本種は、葉が細身で縁が細かく波打ち、基部がくさび形であること、果実の翼がなめらかでトゲ状突起がないのが特徴です。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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