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      針葉樹林下などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。葉は3回3出複葉で、小葉は卵形、羽状に中裂し、裂片には鋭い鋸歯がある。 
      花は淡黄緑色で、多少紫色を帯び、直径1センチほど。萼片は淡黄色で狭く、縁が多少波打つことがある。花期は3〜6月。本州中部地方に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      オウレンの仲間を見直してみました。当初コセリバオウレンとしていたものはウスギオウレンでした。訂正いたしました。 
      両者の相違は微妙で、見分けが難しいです。未だに、これでいいのかと迷う個体もあります。 
      ウスギオウレンは、名のとおり、萼片が薄い黄色を帯びます。ただ、白色に近いものや、緑色、紫色を帯びるものがあります。萼片の縁が波打つことが多いですが、一定ではないようです。 
      対して、コセリバオウレンの萼片は白色が基本ですが、多少黄色みを帯びでウスギオウレンかなと思われるものが見られ、迷います。 
       
      時期的にこの花が見られるはずと、久しぶりに訪れた八ヶ岳山麓の苔生した地です。予測どおり、多くのこの花をみつけたものの、萼片の色や波打ち具合で、迷うものが多く見られました。 
      以下に画像を示しますが、葉は必ずしも3回3出ではありませんでした。とはいえ、セリバオウレンとも思えません。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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