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      山地の日陰の林下、岩場などに生える多年草で、高さは5〜15センチ。葉は広円形で、皮質、光沢があり、基部は心形。 
      花は花茎の先に淡紅色の花を1個付け、直径2.5〜3センチ。花冠は5裂し、先は浅く裂ける。5本の雄しべと5本の仮雄しべがある。花期は4〜5月。関東地方に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      奥多摩御前山の下山道、ふと右手の山側を見上げると白い花が見えた。丁度木漏れ日が当たって幻想的な姿を見せていた。 
      当時はまだ名も知らず、登山者から写真を撮る背越しに名を訊かれるが答えられなかった。2006年記 
       
      比較的近場の山でふつうに見られるものの、なかなか撮影機会がないままになっている花です。 
      花が白いものがあり、シロバナイワウチワと呼ばれます。 
       
      似た花にトクワカソウやオオイワウチワがあります。トクワカソウは葉の基部が円形又はくさび形で、やや縦長の感じです。オオイワウワは葉が大型で、基部は円形です。 
      これらはいずれも関東からは遠い地で見られます。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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