| 
        
      日当たりのいい海岸岩場、草地などに生える1年草で、高さは10センチほど。葉は対生し、ヘラ形、多肉質で表面に光沢がある。 
      花は枝の先か葉腋に1個付き、黄白色で、5唇裂し直径2.5センチほど。裂片には青紫の条があり、基部付近は黄色で、密腺溝が2個ある。花期は10〜11月。伊豆半島、伊豆七島に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      さすがに海辺に咲く花らしく、丸く厚みのある葉を持っています。花は地を這い、岩場の草地にへばりつくように咲いています。山に咲くセンブリとは様子がまったく違います。しかし花の様子は似ていなくもありません。 
      青紫の模様が明瞭で、強く印象に残ります。憧れの花に出逢い、思い浮かべたのは人との出逢いです。風光明媚な海岸を目の前にして座り込み、満足感に浸ります。“花との出逢いの前に人との出逢いがある”ことを想う一日になりました。情報をいただいた花仲間にお礼申し上げます。 
      花の時期としては少し早かったようで、蕾が多かったです。その後も出かけますが、多くの花が開いた姿には縁がないようです。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
 |