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      山地の林内、林縁などに生える落葉低木で、高さは2〜5メートル。葉は枝先に集まって互生し、倒卵形〜倒卵状楕円形、先は鈍いかやや尖り、縁は先が長毛となる細かい鋸歯がある。 
      花は枝先から総状花序を出し、5〜15個が下垂して咲く。花冠は鐘形、長さ8〜10ミリ、普通は黄白色〜淡紅白色で紅色の縦筋があり、花色や縦筋の模様には変化が多い。花期は5〜6月。北海道西南部〜本州兵庫県以東、徳島県に分布する。 
      花が白いものはシロバナフウリンツツジと呼ばれます。 
       
      〜徒然想〜 
       
      2006年6月、久しぶりに池ノ平高原を訪れました。見覚えのある景色が妙に懐かしく、胸をときめかせて、第一歩をスタートしました。 
      確か、ここにはマイヅルソウが多く見られたと記憶していましたが、それはすっかり消えていました。サラサドウダンはコマクサの保護地の脇に咲いていたはずだが、これも見えなかった。記憶違いだろうか。再会を楽しみにしていたが、残念な想いでした。 
       
      その後、サラサドウダンは、山に入った林の中や車道脇の林縁など、各所でよく見られました。 
      にぎやかに釣鐘型の花を付け、縦に入った赤い筋がいつも美しい。 
       
      ちょっと迷いがありましたが、山梨県の三つ峠山で撮ったものはシロバナフウリンツツジとしてよさそうです。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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