ヒメサザンカ

  ツバキ科 ツバキ属

 
2007.12.24 沖縄県本島  


山地の渓流沿いや林内に生える常緑の低木〜小高木で、高さ5〜7メートルになる。小枝は細く、軟毛を密生する特徴を有する。葉は互生、光沢があり、縁には微小な鋸歯がある。
花数が多く、葉腋に直径3〜4センチで芳香がある白花を付ける。花弁は5〜6個。果実(刮ハ)は球形で
径1センチほど、中に種子が1個入る。花期は12〜4月。琉球列島の固有種。

〜徒然想〜

ヒメサザンカは、やんばるの森の沢沿いでみられました。足下に落ちている花びらを見つけるたびに上を見上げると、4センチほどの白い花が、木漏れ日を通して、可憐に見えてきます。
しかし、撮影は逆光になってしまいました。
写真の花は、やんばるの森を抜け出て、遡った沢の縁に咲いていました。今まで撮影できなかった分、たっぷりと楽しませてもらいました。
近くには、二周りほど大きい花をもつサザンカが咲いていました。サザンカとは、花と葉がより小さいことと、花数が多いことで区別できます。画像でも花や蕾が多いことが分かります。

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2007.12.24 沖縄県本島
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