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       湿原に生える1年草で、高さは7〜20センチ。食虫植物。葉は長さ3〜7センチの線形で、表面には長腺毛が多く、先は細く糸状になる。 
      花は総状花序にまばらに3〜10花が付ける。花冠は白色で直径1センチほど。花柱は3個で、先は2深裂する。花期は7〜8月。北海道、本州関東地方、中部地方南部、九州に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      長年釣りをやってきた者としては、イシモチソウの名を聞くと、すぐに魚のイシモチを思い浮かべてしまいます。別名グチとかニベとか呼ばれ、柔らかい白身で塩焼きが美味しい魚です。せいぜい40メートルほどの深さの所を釣るので、釣りも楽ですし、難しいテクニックも不要です。 
      それと・・・・・・、止めておきましょう。植物の話でした。 
       
      シロバナナガバノイシモチソウの花期が8月ということで、前年10月に確認した場所に行ってみました。しかし、粘液の玉を付けた触手が縦横に絡み、いかにも食虫植物らしい姿はみられるものの花を付けているものがなく、ようやく1株だけ花を開いていました。つつましい、小さな白です。 
      近寄れないので望遠での撮影です。 
       
      花の白いものが普通と思っていましたが、ナガバノイシモチソウが基本種で、愛知県のある湿原だけに生え淡紅色の花を咲かせます。シロバナナガバノイシモチソウは品種に当たります。12年経ってしまいましたが、修正いたします。 
       
      その後、接写で撮れる機会があり、画像を追加しました。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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