ムヨウイチヤクソウ

イチヤクソウ科


驚いたことに、ネットで検索するとムヨウイチヤクソウの名は、ほとんどヒットしません。イチヤクソウに詳しい観察会の同行者に言わせれば、長い間名前が付けられず、「名無し」と呼ばれていた経緯があるという。
ジンヨウイチヤクソウが咲き誇る7月初旬は、高さ7,8センチほどでまだ硬い蕾、葉は無ありません。7月後半であっても、ようやく少し花開く1株だけを見つけることができました。

開花を確認したくて、再度八ヶ岳に向かいます。今度は、そのほとんどが見事に開花していてくれました。

ベニバナイチヤクソウに似ています。高さは10センチほどのものもありますが、25センチほどに成長しているものもあります。平均20センチというところでしょうか。
茎は紫褐色、花は暗い紅紫。ベニバナイチヤクソウよりも花の数は少ないです。
開花している株の多くは無葉ですが、一部葉が展開しているものがあります。葉は広卵形、長めの柄があります。葉は光沢があり、葉脈に沿って斑があります。

なお、写真の植物がムヨウイチヤクソウであると確認はされていない。さらに、確認のための資料を探したい。

後になって知ったことですが、ヒトツバイチヤクソウがこれに相当するようです。

−同じ科の植物−

2006.7.31 長野県八ヶ岳
2006.7.31 長野県八ヶ岳 展開した葉
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