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      ナツノタムラソウの変種。別名ケナツノタムラソウ。 
      山地の半日陰などに生える多年草で、高さは25〜50センチ。葉は3出葉又は1〜2回羽状複葉で、裂片がやや円くなる傾向がある。 
      花は茎の先に穂状に唇形花を付け、花冠は淡青紫色で長さ1センチほど。2本の雄しべは花冠の外へ突き出る。花穂軸や萼には白軟毛が密生し腺毛が混じることが多い。白い花を付けるものはシロバナミヤマタムラソウと呼ばれる。花期は6〜8月。本州中部地方以北に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      遠くで雷が鳴っています。ヒメスミレサイシンやチチブシロガネソウが咲き誇った5月とは違い、木々の葉がより生い茂り、暗い林道を造りだしています。ヤマアジサイの白が、ボーっと浮き上がっています。 
      雷が近付き、雨も降り出しました。帰り道を急ぎます。ふと足下に、見知らぬ白い花をみつけました。シソ科と分かりますが、アキノタムラソウとは様子が違います。雄しべが飛び出しています。見回すと林の奥にずっと続いて咲いています。 
      こんなときでも、初めての出逢いはうれしい。近づく雷を気にしながら、それでも夢中で撮影を続けました。 
      ナツノタムラソウとの違いが難しいですが、検討してみました。ーナツノタムラソウの項参照ー 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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