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      海岸近くの草地、荒地などに生える多年草で、高さは50〜120センチ。タイアザミの海岸型で、草丈はやや低く、葉は光沢があり、切れ込んだ葉の先端は鋭い刺となるのが特徴。 
      頭花は、花柄が短くて大きく、多数塊まって付く。総苞は鐘形、総苞片は反り返るか又は開出する。花期は9〜11月。関東地方、東海地方に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      海辺のアザミに初めて出逢いました。花がかたまって付き、葉の棘も鋭く、全体にごつい感じがしました。 
       
      上記は、2006年にイガアザミを収載した時に記したコメントの一部です。ソナレマツムシソウを探しに行ったときにみつけたものです。すごいアザミだなと思ったことが、今でも強烈に記憶に残っています。記憶がはっきり残っている割にはもう10年近くも経ってしまったのかと、複雑な想いがします。ー
      2015年記 ー 
       
      近年になって、イガアザミはタイアザミと分けないことになりました。ナンブアザミ、トネアザミ、タイアザミの再編成です。 
      従来、トネアザミはタイアザミと同じとされていましたが、タイアザミは独立種とされ、トネアザミはナンブアザミとsynonymとされました。― 改訂新版「日本の野生植物」の新説より ー 
       
      本HPでは、イガアザミはタイアザミに含まれるものの、タイアザミ(海岸型:イガアザミ)として別項に残しました。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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