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      田の畦、林縁草地などに生える2年草で、高さは10〜50センチ。茎は柔らかく、倒れたり斜上する。根出葉はロゼット状、葉身は広倒披針形で、頭大羽状に深裂する。 
      頭花はゆるい散房状になり、黄色で直径8ミリほど。舌状花は15〜20個。総苞は円筒形で、総苞内片は7〜8個。花後、頭花は下を向き、総苞は卵球形になる。果実(痩果)は長さ2.5ミリほどで、先端に突起や冠毛はない。花期は5〜7月。北海道〜九州に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
       
      小さなキク科の植物です。直径は1センチにも満たないでしょう。藪の木陰で、ひっそりと黄色い花を咲かせていました。 
      このあたりは増水又は雨で水が残りやすいのか、広場はぬかるみ、青黒いコケも生えています。 
      誰一人いない河川敷をゆっくりとめぐると、普段みえない、いろいろなものがみえてきます。 
      都会周辺の野でも見られるかと思っていたのですが、意外と出逢いはありませんでした。単に見逃していただけかもしれません。 
       
      この仲間を調べてみると、なかなか難しいグループです。よく似たコオニタビラコは、舌状花が6〜12個と少ないです。 
      オニタビラコの仲間もアオオニタビラコやアカオニタビラコがあって難しそうです。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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