モリイバラ

バラ科 バラ属

   
  2012.6.3 島根県  


山地などに生える落葉低木で、高さは1〜1.5メートル。幹は直立し、広く開出する枝を出す。葉は互生し、奇数羽状複葉、小葉は2〜3対あり、頂小葉は側小葉より大きく卵形〜楕円状卵形で先は尖り、縁には鋭い鋸歯がある。
雌雄同株で、枝先に近い葉腋から柄を伸ばして、花を主に1個だけ咲かせる。花は白色で、直径2.5センチほど、花弁と萼片は5個、雄しべは黄色で多数、雌しべの花柱には毛が密生する。花柄には赤色の腺毛が多く生える。花期は5〜6月。関東地方以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

島根県にイワギリソウなどを撮影に出かけたときに見かけた野ばらです。花数が少なく貧疎と思いながらも、数カット撮影しました。
自信がないままにモリイバラと同定していましたが、14年が経ち、改めて調べて本種でいいのではないかと思っています。
決め手は、花数が一枝に1個程度と少ないこと、葉柄や花柄が赤みを帯びること、花柄には赤い腺毛が見られること、葉は奇数羽状複葉、小葉は2対、頂小葉は側小葉より大きく卵形で、図鑑などの記載と合致すると判断した点です。
ただ、分布は関東地方以西の太平洋側、四国、九州とあります。島根県が分布域に入るのか、定かではありません。

−同じ科の植物−

 2012.6.3 島根県   2012.6.3 島根県 
 花弁の先は切れ込んでいました  雄しべは多数あり、葯は黄色です  
 
 2012.6.3 島根県
葉は奇数羽状複葉で、頂小葉は側小葉より大きく卵形です
  2012.6.3 島根県
枝や花柄は赤く、花柄には腺毛があります