カラムシ
アオカラムシ
イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属

 
2017.9.3 東京都高尾山   2017.9.3 東京都高尾山


山地、原野などに生える多年草で、高さは1〜1.5メートル。葉は互生し、広卵形で、先は尾状に尖り、縁には揃った鈍鋸歯がある。葉表は緑色、葉裏は綿毛が密生し白い。
雌雄同株で、雄花序は茎の下方の葉腋に付き、黄緑色。雌花序は茎の上方の葉腋に付き、筒状で短毛がある。花期は7〜9月。本州〜沖縄に分布する。


〜徒然想〜

高尾山ではカナムグラと同様によく見られます。やはりこの花も地味で、あまり撮影することはありません。
茎の上の方に房状に付くのが雌花序で、中ほどから下に付くのが雄花序です。雄花序の方が、まばらに付きます。
あまり真剣に撮っていないので、想い(徒然想)が書けません。いずれ、花の構成などを精査してみたいと思います。

本種を見直し、葉、花などを精査してみました。
本種は葉裏には白い綿毛がありますが、綿毛がないものはアオカラムシと呼ばれ、こちらの方が基準品種です。ただ、綿毛の量には多少があると思われました。

−同じ科の植物−

 2017.9.3 東京都高尾山    2017.9.3 東京都高尾山
 
2025.9.14 神奈川県川崎市      2024.9.25 東京都世田谷区
 雌花序は茎の上部の葉腋に付きます  右の画像は葉裏が緑です   
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市   2020.9.16 東京都高尾山  
雌花は2個の花被片が合着して花被筒となります   
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市    2024.9.4 神奈川県川崎市
 雄花序は茎の下部の葉腋に付きます  雌花序に比べ疎らでした  木質化している株もありました  
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市    2025.9.14 神奈川県川崎市
 雄花の花被片4個、雄しべも4個です  
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市    2025.8.22 神奈川県川崎市
カラムシ  葉は広卵形で先は尾状に尖ります 葉裏は白いです 基部を除いて整った鋸歯があります   
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市   2025.9.14 神奈川県川崎市  
葉裏は前面に白い綿毛があり、縁や脈上に毛があります  
 
 2023.9.18 東京都高尾山   2024.9.25 東京都世田谷区  
アオカラムシ  葉裏に白い綿毛がありません  
 
 2025.9.14 神奈川県川崎市    2025.9.14 神奈川県川崎市
葉裏の綿毛が少ないものもありました 主脈上にはほとんど毛がありませんでした