ホソバヤマジソ

シソ科 イヌコウジュ属

日当たりのいい丘陵地などに生える1年草で、高さは10〜30センチ。茎は紫色を帯び、下向きの毛がある。葉は対生し、披針形〜広線形で、先は尖り、縁には低い鋸歯があり、両面に微毛がある。
花は茎頂に総状又は葉腋に短い花序を作って密に付く。花冠は唇形、淡紅色で長さ3ミリほど。花期は9〜10月。本州中国地方、九州に分布する。

〜徒然想〜

これは珍しい植物です。また、みつけにくい植物です。背丈は10センチ余り、細くて、茎が紫色を帯びるので、周りの枯草に紛れてしまいます。
最初はどんな花か分からずにうろうろするばかりでしたが、一つみつけると、周りにいくつもあることが分かりました。
花はごく小さく、直径2ミリほどでしたでしょうか。シソ科特有の唇形であることが、ようやく分かるほどの小さな花です。
あまり開いてはいませんでしたが、ピンクの花がきれいです。

さて、夕暮れが近く、長崎の花観察はここで終了です。想えば、よく巡りました。すばらしい花と、すばらしい方々との出会いに感謝です。

−同じ科の植物−
2017.10.29 長崎県
 2017.10.29 長崎県    2017.10.29 長崎県
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