オッタチカタバミ

カタバミ科 カタバミ属

 
2017.5.6 東京都府中市   2017.5.6 東京都府中市

北アメリカ原産の帰化植物。道端、野原度などに生える多年草で、高さは20〜50センチ。茎は細く、白毛が多い。葉は互生し、3小葉からなり、小葉は心形、葉柄は長く、ごく小さい托葉がある。
花は長い花茎の先に付き、黄色で直径2センチほど、花弁は5個。果実(刮ハ)は直立し、長さ2センチほど。花期は3〜11月。


〜徒然想〜

カタバミは、花期が良く分からない植物です。春〜夏の花とのイメージがありましたが、ここのところ12月や2月でも花が見られることがあります。帰化植物のたくましさなのかもしれませんが、根茎が残っているので、冬でも日当たりの状況次第で花を咲かせるのでしょう。

オッタチカタバミは、茎が立ち上がること、全体に白い毛が多いこと、托葉がごく小さくて目立たないことなどが、カタバミとの違いとして挙げられます。
背丈の大きさではオオキバナカタバミにも似ていますが、こちらの葉には紫褐色の小さな斑点があり、区別は容易です。
とは言っても、オッタチカタバミを同定するまでには時間がかかってしまいました。次第に野の花にも目を向けるようになってきたためでしょう。

−同じ科の植物−

 2017.4.15 東京都狛江市   2017.4.15 東京都狛江市 
   
 2017.5.6 東京都府中市    2017.5.6 東京都府中市