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      山地や海岸の岩場などには得る落葉低木で、高さは1〜1.5メートル。葉は互生し、菱状卵形〜広倒卵形で、先は丸く、縁の上半部に不揃いな鋸歯があり、時に3〜5中裂する。質は厚く、ほとんど無毛。 
      花は枝先に直径2〜4センチの散房花序を付け、直径7ミリほどの花を多数付ける。花弁は白色で円形、長さ2〜3ミリ。雄しべは20個ほどあり、花弁と同長かやや長い。花期は5月。近畿地方以西、四国、九州に分布する。 
       
      〜徒然想〜 
       
      九州の花旅に際し、初めて知った名です。イブキシモツケに似た集合花を付ける木本です。現物を目の前にするとまさにその通りで、区別が付きません。 
      図鑑の特徴を見比べながら撮った画像を見ると、確かに葉は丸みがあり、イブキシモツケのようなシワもありません。きっと、再びこの仲間をみつけても、すぐには区別が付けられないでしょう。 
      イワシモツケ、イブキシモツケ、コデマリ、イワガサ、・・・難しい仲間です。 
      長崎市はその街自体が山で、その傾斜地を切り開いて建物があるという印象でした。従って、山の自生種がそのまま残っているのではないでしょうか。イワガサもそのような場所に生えていました。 
       
      −同じ科の植物− 
       
       
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