ヤエヤマスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

 
2019.3.7 沖縄県   2014.6.22 沖縄県

山地の渓流沿いの岩上などに生える多年草で、高さは3〜13センチ。葉は普通毛がなく、表面は濃緑色で葉脈部は黄緑色、裏面は緑白色。葉形は変化が多いが、普通菱形。花弁は細く白色で、唇弁を中心に紫条が入る。側花弁の基部は短毛がある。花期は2〜5月。沖縄県に分布する。


〜徒然想〜

渓流の岩上にスミレの葉が沢山見えました。今は6月ですから花はありません。
花の時期の再訪を楽しみにしていましたが、5年後になってしまいました。しかもこの年は雨が多く、増水で渡渉ができません。目的地まで行けませんでした。
南の島では、その年の気温の変化、雨の多少で観察地の状況が大きく変わってきます。よく調べて観察地を選ばなくてはならないことを、改めて知りました。

幸いにもアドバイスを得て、別の場所で花を見ることができました。葉の基部は切型で菱形になるのが特徴のスミレです。品種のイリオモテスミレは基部が心形でハート形になります。
その違いを確認しながら、初めて見るヤエヤマスミレの花と向き合いました。
ただ、5年前(2014年)に見た葉は、基部が切型に近いものの全体的には菱形ではありません。中間的なものもあるように思えます。

−同じ科の植物−

 2019.3.7 沖縄県    2019.3.7 沖縄県
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