リョウブ

リョウブ科 リョウブ属

 
2013.8.13 山梨県   2012.7.1 山梨県

丘陵や山地の尾根、林縁などに生える落葉小高木で、高さは8〜10メートルになる。葉は互生し、枝先に集まって付く。葉身は倒卵状長楕円形で、先端は短く尖り、基部はくさび形、縁には鋭くとがった鋸歯がある。
枝先から長さ10〜20センチの総状花序を数個出し、白い小さな花を多数付ける。花弁は5個で、長さ6ミリほど。雄しべは10個で、花弁より長い。雌しべは1個で、柱頭は3裂する。花期は6〜8月。北海道(南部)〜九州に分布する。


〜徒然想〜

各所で撮影していましたが、未掲載でした。今でこそ見ればすぐこの花と分かるのですが、花観察を始めた初期は名前が分からず、撮影をスキップ、又はいい加減な撮影で済ませてしまっていました。特に未開花であったりすると、”何だろう? 何だろう?”と、首をかしげるばかりです。
やはり、見慣れることが大事なのではないでしょうか。何度か見ていると、前に見たあの蕾はこの花ではないだろうかと・・・、ふと思い出します。
これでリョウブは大丈夫。どこで見てもこの花と分かるでしょう。

改めて図鑑で調べてみると、日本に自生するリョウブ科は本種のみでした。今でこそ見慣れてしまいましたが、稀少な花のようにも思えてきます。

−同じ科の植物−

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2012.7.1 山梨県