コクサギ

ミカン科 コクサギ属

 
雌花 2015.4.19 山梨県   雄花 2015.4.19 山梨県


山地のやや湿った沢沿い、林縁などに生える落葉低木で、高さは1〜5メートルほどになる。葉は左右交互に2枚ずつ付き、コクサギ型葉序と呼ばれる。葉身は倒卵形又は長楕円形で、全縁又は低い鋸歯がある。
雌雄異株で、葉腋に黄緑色の花を付ける。雄花は総状花序に10個ほど付き、雌花は1個付く。花期は4〜5月。本州、四国、九州に分布する。


〜徒然想〜

植物全体に臭気があり、クマツヅラ科のクサギより小型なので「小臭木」の名が付いたされています。
近くを通ると臭気を感じるということですが、鈍感な私には気付きませんでした。葉をちぎると強く臭気を感じるということですので、次の機会がありましたら試してみましょう。
花は雄花は多数の小花を付ける総状花序となりますが、雌花は葉腋に4弁の花を付けるだけです。ですから、同じ植物とは思えず、ずいぶん長い間分かりませんでした。

−同じ科の植物−

2015.4.19 山梨県 2009.5.2 東京都奥多摩
     
 2015.4.19 山梨県    2015.4.19 山梨県
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